株式会社PTP(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:籠屋健)は、通販企業がテレビ通販の番組枠を購入する際に、日本全国の通販番組の放送枠を網羅的に探すことができるソリューション「ordr (オーダー)」を開発しました。2021年4月にサービス開始予定です。

「ordr」を使うことにより、全国の地上波すべて（独立テレビ放送局※を含む）の通販番組およびBS、CSの主要局の通販番組をエリアや放送局、商品カテゴリーなどで検索して競合商品や市場の動向を把握することが可能になり、自社商品の販売に適した放送枠を探すことができます。当社の全国エリア別CMデータベース・サービス"Madison"と連携すれば、通販番組枠とCM枠の両方を見て全体像をとらえることができるため、より効率的で機動的な施策につなげることが可能です。また、自社の受注やコールセンターのデータを「ordr」に取り込むことによって番組枠の情報と共にデータを一元管理することができます。
※独立テレビ放送局：以前の独立UHF局

　　　　　　　　　　　　　

ordr通販番組枠の検索結果のイメージ

１）ordrの概要

「ordr」は、CM枠ではない、全国のテレビ通販番組の放送枠の情報を検索でき、自社データと共に一元的に管理することができる、テレビ通販を実施する企業にとって不可欠な情報サービスです。どこで、どんな商品がいくらで売れているのかひと目でわかるので、通販企業は全国で媒体効率が合いそうな番組枠を自ら積極的に検索して市場を開拓したり、どの番組であれば、コスト効率が合うかがデータにもとづいて推測し、リスクを減らすことができます。

データベース化するテレビ通販番組枠は、日本全国の地上波のすべての放送局127局（独立テレビ放送局含む）、BSおよびCSの主要局の全通販番組枠です。データ内容は、番組内で紹介される商品名、販売者名、販売価格、放送局名、番組名、番組の放送時間などです。

２）開発の背景

テレビ通販番組を行っている企業でも、日本全国で放送されている通販番組枠の網羅的なデータがないため、自社の通販番組枠が本当に最適かどうかわからず、全体を俯瞰した戦略を立てることが困難でした。また、コロナ禍でテレビを中心としたメディアの接触時間が増えて、テレビ通販に新規参入を検討する企業が増えている中で、新規参入企業にとってテレビで通販番組を行うことは、短時間に多くの人にリーチすることができるメリットがあるものの、「番組内でどのくらい発注がくるかわからない」、「採算が合うのかわからない」などの理由で、テレビ通販を実施するハードルは高いものとなっていました。

そこで、当社は全国のテレビ通販番組枠を可視化し、通販番組枠に関するデータを整備・提供することで、これらの課題を解決します。既存の通販企業や、これから参入しようとする企業が、可視化されたデータや情報を「ordr」を用いて活用して、より全体を俯瞰したデータドリブンで主体的な意思決定ができるようにサポートし、その通販事業の成長に貢献します。

当社は、国内で初めて全国のテレビCMを可視化して効果測定を可能にした、全国エリア別CMデータベース・サービス“Madison”で培った全国の放送のデータベース化技術を用いて、全テレビ通販番組枠の見える化も日本で初めて実現しました。

* Madison:当社が2018年4月にサービスを開始した全国エリア別にテレビCMのアクチュアルGRPがわかるWebサービス

３）特長

■特長①　全ての通販番組の放送枠を探せる

ローカル局、独立テレビ放送局を含む全国32エリアのすべての地上波およびBS、CSの主要局の通販番組をさまざまなキーワードで検索して、自社商品の販売に適した枠を見つけることができます。また、競合他社がどの枠でどのような売り方をしているかも素材別に把握することができます。（通販番組枠の検索結果のイメージ 参照）

■特長②　CMと併せて分析できる

全国エリア別CMデータベース・サービス“Madison”と連携すれば、通販番組枠とCMの両方の出稿状況を全国エリア別に把握することができるので、より効率的で機動的な番組枠やCMのバイイングを行うことが可能になります。

全国エリア別CMデータベース “Madison”の画面

■特長③　効率を一元管理できる

自社の通販枠の受注やコールセンターのデータ等を「ordr」にインポートすれば、番組枠情報と共に媒体効率が一元管理でき、番組枠ごとのCPOや受注率などのKPIの過去からの推移をすぐに取り出すことができるようになります。

ordr 媒体効率管理のイメージ

　

本件に関する報道関係者様からのお問い合わせ先
株式会社PTP コーポレートコミュニケーション担当：名取
Tel：03-5465-1663　E-mail：pr@ptp.co.jp